第33回 富澤赤黄男顕彰俳句大会

 第33回 富澤赤黄男顕彰俳句大会の入賞作品集が届きました。富澤赤黄男は、明治三十五年に愛媛県八幡浜市にうまれました。俳句の根源を求め、その深淵をひたむきに見つめた赤黄男は、新興俳句の旗手とも称され俳壇にその名を残しました。

 

 この大会は先日のNHK俳句大会のように、六人の招待選者(宇多喜代子・茨木和生・

坪内稔典・石 寒太・上田日差子・神野紗希)と十五人の特別選者(地元の俳人)によるもので、一人の選者が特選三句と秀作十句と佳作二十句を選びます。

 

 私は今回、石 寒太先生から佳作、特別選者の福谷俊子先生から秀作、特別選者の小西昭夫先生から佳作をそれぞれいただきました。応募総数は517名、2550句だったそうです。私は今回四句応募してその内の三句が入賞しました。

 

      石 寒太 選 「父系より長き母系や歳暮るる」  佳作

      福谷俊子 選 「山眠るカンブリア紀の微熱抱き」 秀作

      小西昭夫 選 「冬ざれや匍匐前進する煩悩」   佳作 (匍匐=ほふく)

                

 今回選に漏れた句は「ビッグバン星は生まれて春の雪」、これは壮大な宇宙の景を詠んだつもりなのですが、壮大すぎて俳人の心まで届かなかったのでしょうね。

 

 続いて第17回 長門・金子みすゞ顕彰俳句大会の入賞作品集も届きましたが、こちらは木割大雄先生からの入選一句のみでした。応募総数は1286句だったそうです。こちらの選者も茨木和生・宇多喜代子・木割大雄・鈴木厚子・寺井谷子・西村和子という錚々たる先生方です。

       木割大雄 選 「山の子は海を想ふ子みすゞの忌」 入選

 

 取れそうで取れないのが大賞です。次の予定は角川「俳句」平成俳壇に載ること。あくまでも私の中での予定です。

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