五月晴れの午後、長門市油谷にある元乃隅稲荷神社(もとのすみいなりじんじゃ)に行ってきました。最近インターネットやテレビなどで盛んに紹介されている神社です。先月
レベッカさんと萩に行ったとき、一緒に作った萩焼が出来たので、萩に行った帰りに寄ってみました。
国道191号線の日置(へき)あたりから北へ向い、山道特有のくねくね道を行きながら
ひと山越して下っていくと神社はありました。昔行ったことのある龍宮の潮吹という観光名所の隣です。土日は観光客でごった返すそうですが、平日の今日は客もまばらでゆっくり散策することが出来ました。
蛇のようにくねって並ぶ100本以上の赤い鳥居が、紺碧の海に映えてとても綺麗でした。
特に有名な大鳥居の上に下げられた賽銭箱に挑戦してみましたが、五、六回目にようやく
賽銭をいれることが出来ました。一度で入れば願いは叶うそうですが。
鳥居の前を散策していると、若い三人組の女性に写真を撮ってくれませんかと声をかけられました。これって先日山口新聞に投句した私の俳句のイメージと同じではないか、三人のうちの一人は白い靴履いているし。「潮騒やシャッターを乞ふ白き靴」。残念ながらこの句は今回巻頭を飾ることができませんでしたが、俳句欄の後半に載っていました。
それにしても角島や元乃隅稲荷神社など菊舎の里の近郊はどんどん有名になっていきますが、肝心の菊舎の里は・・・蛙の鳴き声意外はとても静かです。我家の前の風景を「西の軽井沢」と称して、家内とふたりで涼風にあたりながら夕食を楽しんでいます。
夏蝶や赤き鳥居を出で海へ 虚知